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アルモスト・ロックト・セットの使い方

超高度クラシック + キラーステップ 35 / 381分で読めます

アルモスト・ロックト・セット(Almost Locked Set、ALS)は、一つのユニットにある n 個のマスで、使える数より一つ多い n + 1 種類の候補を持つ組です。どれか一つの数字を取り除くと、残りの数字がすべて必ず現れるロックト・セットになります。こうした組が二つ向き合うと、ウイングやフィッシュでは届かない消去が生まれます。

パターンの形

すでに知っている組と比べてみましょう。

組マス数候補数性質
ロックト・セット(ネイキッドペア、トリプル、クアッド)nnすべての数字が使われ、ユニットの残りからは消える
アルモスト・ロックト・セットnn + 1数字が一つ多い。どれか一つ取り除くとロックされる

2候補マス一つが、最小のアルモスト・ロックト・セットです。マスが一つで、候補が二つです。

実際に使うルールはALS-XZといいます。共通のマスを持たない二つのアルモスト・ロックト・セット A と B を取ります。同じユニットや同じブロックにある必要はなく、大事なのは二つをつなぐ数字です。両方に含まれる数字 x について、A のすべての x が B のすべての x を見ているとき、その x を制限共通数字といいます。x は片方の組に入るか、もう片方に入るかのどちらかで、両方には入りません。次に、もう一つの共通数字 z を選びます。x を取れなかったほうの組はロックされ、ロックされた組はすべての数字を含むので、z も含みます。つまり z は A か B のどちらかにあり、両方の組のすべての z を見ている外側のマスは z になれません。

探すタイミング

ネイキッドペアやトリプルが効かなくなったら探しましょう。一つの行・列・ブロックにある二、三マスで、数字が一つ余っていれば条件を満たすので、盤面のあちこちにあります。コツは、共通のマスを持たない組を選んで、制限共通数字を確かめることです。たいていの局面は、二マスか三マスの組で足ります。

手順

  1. 一つのユニット内で、合計の候補数がマス数より一つ多い小さなマスの組を挙げます。
  2. 共通のマスを使わない二つの組を組み合わせます。
  3. 両方に含まれ、すべての位置が互いに見える数字を探します。それが x です。
  4. 両方の組に含まれるもう一つの数字 z を選びます。
  5. どちらかの組にある z のマスすべてに印を付けます。
  6. 印を付けたマスすべてから見える外側のマスから、z を消します。

解説例

  1. 簡単なテクニックは出尽くしました。ブロック2と3の 3、7、9 に注目します。

  2. ブロック2の A4 と C6 には 3、7、9 しか入りません。2マスに3つの数字です。これがアルモスト・ロックト・セット A です。

    ブロック3の A7 と B9 にも同じ3つの数字が入ります。2つ目のアルモスト・ロックト・セット B です。

  3. 集合Aで 9 が入るのは A4 だけ、集合Bでは A7 だけです。どちらも行Aにあるので、9 を持つ集合は多くても1つです。

    9 が制限共通数字です。

  4. ケース1: A に 9 がない場合。A4 と C6 は 3 と 7 になり、A の 7 は C6 にしか入れません。

  5. ケース2: B に 9 がない場合。A7 と B9 は 3 と 7 になり、どちらかが 7 です。

  6. 少なくとも一方のケースは成り立つので、7 は C6、A7、B9 のどれかに入ります。

    C8 は行Cで C6 が、ブロック3で A7 と B9 が見えるので、7 にはなれません。

  7. C8 から 7 を消去します。2つの集合のどちらかが必ず 7 を持つからです。

簡単なテクニックは出尽くしました。ブロック2と3の 3、7、9 に注目します。

組Aは、ブロック2のA4 とC6 です。組Bは、ブロック3のA7 とB9 です。どちらも数字は3、7、9で、別々のブロックにあります。二つをつなぐのは9です。それが入るのは、AではA4だけ、BではA7だけで、どちらも行Aにあるので、9が制限共通数字です。二つ目の共通数字は z = 7です。

Aに9がなければ になり、7はC6に入ります。Bに9がなければ になり、A7かB9のどちらかが7です。二つのケースのどちらかは真なので、7はC6、A7、B9のどれかにあります。C8は行CでC6を、ブロック3でA7とB9の両方を見ているので、C8から7が消えます。

よくある間違い

  • 二つのユニットにまたがるマスをアルモスト・ロックト・セットとして数える。すべてのマスが一つの行・列・ブロックを共有している必要があります。
  • 同じマスを両方の組に使う。二つの組は重ならないことが条件です。
  • 見えているかどうかを確かめずに、共通の数字を制限共通数字として扱う。
  • z の候補の一部しか見ていないマスや、組の内側のマスから消してしまう。

どのレベルで出会うか

アルモスト・ロックト・セットは、長い連鎖と並ぶ超高度なテクニックです。伝説級の問題で本領を発揮し、ALS-XZ一つで、十個つながる連鎖の代わりになることもよくあります。また、デスブロッサムの材料にもなるので、覚えると二つの技が一度に身に付きます。