難しいキラーナンプレの組み合わせは、ケージの合計の選択肢が多すぎて、表で引けないときの頼みの綱です。答えを読み取る代わりに、合計が許すすべての数字の組を作り、マスに合うか一つずつ確かめ、残ったものだけを使います。
極端な合計は簡単です。三マスで合計6のケージは {1, 2, 3} しかなく、二マスで合計17のケージは {8, 9} しかありません。問題は中間の合計です。三マスで合計17になる組は七通り、四マスで合計22になる組は十一通りあります。
この技はそのギャップを埋めます。組み合わせが本物なのは、現在の候補で、その数字のひとつひとつがケージの別々のマスに実際に置けるときだけです。置き方を確かめ、合わない組み合わせを捨て、残った数字をマスごとに集めます。残らなかったものが消去になります。
合計22のケージが E1、E2、E3、F1 にあり、すべてブロック4にあります。四マスで合計22になる組は十一通りありますが、E2 はすでに1なので、E1、E3、F1 の合計は21でなければなりません。それぞれの組をどう確かめるか、見てみましょう。
三つの数字で合計21になる組は三通りで、4+8+9、5+7+9、6+7+8 です。行Eにはすでに7(E6)と6(E8)があるので、E1 と E3 はどちらも入れられません。すると 6+7+8 では F1 が6と7の両方を担うことになり、不可能なので、その組は無効です。5+7+9 では、E3 は9しか、E1 は5しか入らないので、F1 は7です。4+8+9 では、F1 は4、8、9のどれかです。
残った組のどちらにも3はないので、E1、E3、F1 から3が消えます。F1 には4、7、8、9がまだ入りうるので、5と6もそこから消えます。置かれた1が十一通りの組み合わせを三通りに絞り、行Eが仕上げをしました。
隣のケージが、さらに一覧を絞ることもあります。同じユニットで、ペアやトリプルに固定されたケージは、そのユニットでのあなたのケージのマスからその数字を消します。これは、この手順のあとの別の一手です。
| 簡単な組み合わせ | 難しい組み合わせ | |
|---|---|---|
| 合計 | ケージの大きさに対し極端 | 中間 |
| 選択肢 | ただ唯一 | 三通りから十二通り |
| 方法 | 表で引く | 書き出して、置き方を確かめる |
| 使う情報 | 合計と大きさだけ | 合計、大きさ、候補、隣のケージ |
| 効果 | すぐに、ケージごとに一度 | 置くたびに繰り返す |
{5, 5, 7} は合計17の組み合わせにはなりません。これは中級テクニックの仕事です。やさしいキラーナンプレと中級のキラーナンプレは、表で引けるだけのケージが中心です。しかし上級のキラーナンプレからは、作り手が表では答えられない中間の合計をあえて選びます。組み合わせを手早く絞れるようになることが、キラーナンプレでいちばん大きなスピードアップです。