ネイキッドトリプルとヒドゥントリプルは、ペアのパターンを三マスに広げたもので、ペアでは届かない候補を消せます。トリプルとは、一つのユニット(行、列、ブロック)にある三つのマスで、合わせてちょうど三つの数字を持つものです。パターンが確認できれば、その三つの数字は、ユニットのその三つのマスにだけ入り、ほかのどこにも入りません。
ネイキッドトリプルは、候補を合わせても三つの数字しかない三つのマスです。各マスは、そのうち少なくとも二つを持つ必要がありますが、三つすべてを持つ必要はありません。そのため、{2,7}、{2,5,7}、{5,7}は、{2,5,7}のネイキッドトリプルになります。数字がどう落ち着いても、その三つのマスは2、5、7を使い切るので、ユニットのほかのマスからは三つとも消えます。
ヒドゥントリプルは、同じ事実を反対側から見たものです。三つの数字が、ユニットの三つのマスにしか現れません。そのマスにはほかの候補がたくさんあっても同じです。三つの数字には三つのマスが必要で、その三つのマスしかないので、そこにあるほかの候補はすべて不要になります。
| ネイキッドトリプル | ヒドゥントリプル | |
|---|---|---|
| 数えるもの | 三つのマスの中の候補 | ユニットの中の三つの数字の位置 |
| きっかけ | 三つのマスがちょうど三つの数字 | 三つの数字がちょうど三つのマスに入る |
| 消すもの | ユニットの残りからその数字 | その三マスの中のほかの候補 |
| 見つけやすさ | 明らか、一覧が短い | 余分な候補に隠れている |
ネイキッドトリプルとヒドゥントリプルは、同じユニットを両側から表すことがありますが、それは未確定のマスがちょうど六つのときだけです。そのとき、残りの三つのマスが、余った数字のヒドゥントリプルになります。未確定のマスがもっと多いと、余りの組も大きくなります(二つ目の例のブロック5は七つで、残りの四マスはネイキッドクアッドになります)。目が先に見つけたほうの形を使いましょう。
トリプルは確かめるのが手軽で、見逃しやすいので、もっと大きなものに手を伸ばす前に探しましょう。
まず、列9のネイキッドトリプルです。
C9は、G9は、J9はです。合わせて使うのは5、7、8だけで、三つすべてを必要とするマスはありません。そのため、E9から5と8が、F9から5と7が消えます。
次に、ブロック5のヒドゥントリプルです。
1、4、9が入るのは、E5、E6、F6だけです。D4、D5、E4、F4にはどれもありません。その三つのマスが三つの数字を取らなければならないので、E5、E6、F6から3が、F6から8が消えます。結果はネイキッドトリプルになります。
{2,5,7,9}なら、トリプルではなくクアッドで、消去のルールも違います。トリプルは基本テクニックの最後で、丁寧なメモが実を結び始めるところです。中級のクラシックナンプレではよく必要になり、上級のほぼすべてのパズルでも出てきます。行き詰まった盤面を再び動かせる手が、一つのトリプルしかないことも少なくありません。