キラーナンプレのケージ比較は、二つのケージを並べて、その合計の差から外側のマス同士を結びつけます。ケージは一つだけではあまり多くを語りませんが、二つの関係は多くを語ります。
二つのケージが同じユニットをまたいでいるとき、45ルールが二つを一つの式に結びつけます。行・列・ブロックの合計はすべて45なので、ブロックの内側に完全に収まるケージを足すと、残りのマスは二つのまたぐケージのものになります。それぞれのケージの合計をこの式に代入すると、内側のマスは打ち消し合います。残るのは、はみ出したマス同士の単純な関係です。たとえば「この二マスの合計は10」や「このマスはあのマスより一つ大きい」です。
この関係は、行・列・ブロックを共有しないことも多いマス同士の二マスの制約で、盤面だけでは他の方法では知り得ないことです。各マスの候補と組み合わせると、両方の一覧が絞られます。
ユニットは行Jです。ケージ26(J1からJ4)は完全にその内側にあり、ほかのケージは、一マスずつ行の外にはみ出しています。行の外のマスがどうつながるか見てください。
行の合計は45なので、J5からJ9の合計は45 - 26 = 19です。ケージ20は、J6からJ9と、行の外にあるH9です。ケージ14(G5、H5、J5)が行に入るのはJ5だけです。J6 + J7 + J8 + J9 = 19 - J5なので、ケージ20からH9 = 20 - (19 - J5) = J5 + 1になります。
H9とJ5は行・列・ブロックを共有しないので、つなぐのは計算だけです。H9は2、4、5、6、7、8、J5は2、3、6、7、9になりえます。J5/H9 = 3/4、6/7、7/8の組だけが合うので、H9から2、5、6が、J5から2と9が消えます。
同じ考え方は、合計が10のように決まっている外側の二マスにも使えます。組を一つずつ試してください。
| ケージ分割 | ケージ比較 | |
|---|---|---|
| またぐケージ | 一つ | 二つ |
| 得られるもの | 既知の二つの合計 | 外側のマスを結ぶ一つの式 |
| 影響するマス | 一つのケージの両半分 | それぞれのケージの一マス |
| 難しさ | 計算のあと、列挙 | 代入のあと、組ごとの確認 |
ケージ比較は、中級テクニックのキラーで最も重いものです。一つのケージの選択肢を、別のケージの選択肢と照らし合わせるからです。上級のキラーナンプレあたりで必要になり、その後も役に立ちます。特に、どのブロックでも二つのケージが縁からはみ出している盤面で有効です。45ルールを使った簡単な方法を使い切ってから、手を伸ばしましょう。