3Dメデューサは、複数の数字をまたぐ色分けテクニックです。つながった候補を二色で塗り分け、矛盾を手がかりに答えを絞り込みます。シンプルカラーリングは一つの数字だけを追いますが、メデューサはすべての数字を同時に追います。そのため、一つの数字の色分けでは歯が立たない局面も崩せます。
メデューサのクラスターはマスではなく候補のネットワークです。一つのノードは「あるマスのある数字」で、どちらか一方だけが真になるときに二つのノードをつなぎます。
好きな候補を一つ選んで色Aを付け、その相手に色Bを付けます。たどれるリンクをすべてたどって、色を交互に付けていきます。クラスターが広がらなくなったら、二色のうちちょうど一方が全部真で、もう一方は全部偽です。
| シンプルカラーリング | 3Dメデューサ | |
|---|---|---|
| クラスターの数字数 | 一つ | いくつでも |
| 使うリンク | 2か所配置のみ | 2か所配置と2候補 |
| ノード | マス | 候補 |
| 消去ルール | 2 | 6 |
単独候補、ペア、ウイングを使い切って、盤面に2候補マスが多いときに探しましょう。2候補マスが多いほど、クラスターは遠くまで広がります。つながった2候補マスが二、三個と、共役ペアが一組あれば、始めるには十分です。
六つのルールを一行ずつ示します。
この局面はルール6で終わります。ブロック1には2候補マスが五つあります。A1 、A2 、B2 、B1 、C1 です。A1の3を色A、9を色Bとして、色が広がる様子を見てください。
連鎖はブロック1の2候補マスを通り、続いて9(列1からH1へ)、4(列2のE2、行EのE2とE3をまたいで、列3のH3へ)、3、6へと進みます。色が付く候補は合計27個です。H8は色が付かず、候補は2、4、9です。列8ではC8の色Aの2を、行HではH3の色Aの4とH1の9を見ています。色Aが真ならH8の候補がなくなるので、色Aは偽で、色Bが真です。
色Aの候補16個はすべて消えます。内訳は、C8とD6から2、A1、C6、D5から3、B1、E2、H3から4、B7、C1、J8から6、A5とB2から8、A2、E3、H1から9です。色Bのマスのうち十個は候補が一つだけになります。連鎖が2、3、4、6、8、9の数字をまたいでいた点に注目してください。一つの数字だけの方法では、A1とH8は決してつながりません。
ほかのルールも同じ論理で、この盤面では使いません。たとえばルール4は、自分と同じ数字の両方の色を見ている候補を消します。二色のどちらかは真なので、その候補は答えになれません。
3Dメデューサは高度なテクニックです。連鎖や複数の数字にまたがる論理がパターン探しに代わる超上級の問題で、初めて必要になります。それより下のレベルでは、同じ消去はたいていもっと手軽なルールで見つかります。まず単独候補、ペア、ウイングを試してください。